カウンセリング・心理療法について

一般に、カウンセリングと心理療法とは明確には区別されていませんが、カウセンリングは誰にでも共通する悩みや問題解決に対するアプローチであり、心理療法は治療的な意味合いが含まれています。本オフィスにおいても同一の意味として提供いたしますが、何らかの症状や深刻な葛藤、心の躓き、心の痛みを抱えておられる方に対して、じっくりとこれまでの生き方や深層心理のありかたを共に見つめ、ご自身の心の声をよく聞き、心の眼で物事の新たな真実をとらえるためにお手伝いをすることを心理療法と考えております。アプローチの方法としては、精神分析的心理療法となります。

　つまり、ご自身がよりよく生きるため、また豊かにさらに創造的な人生を歩むため、人生につきものともいえる不安や試練に耐えぬき新たな成長を得るため、方向性を見失ってしまったご自身の羅針盤を取り戻すために、「自己理解」を基にした生きることの歩みをお手つだいするのが、わたしどもの提供いたします心理療法です。それは、なにゆえにこのような私であるのか、ご自身という唯一無二の存在についての意義づけ、なぜ？どうして？というご自身への問いに対する、対話を通した心の奥深くの探索の共同作業ともいえましょう。

　本オフィスでは、まず最初に初回面接（受付面接）を行い、われわれ心理士がお役に立てるかどうか、申し込まれた方のご希望やニーズに応じて精神分析的心理療法がお役にたつのかどうか、を検討してまいります。ご相談の内容によっては近隣やより適切な専門の医療機関にご紹介することもあります。対象となります方は、思春期から成人の方までとなります。医療機関を受診されており、既に薬物療法を受けられている方で、カウンセリングや心理療法を受けてみたいとお考えの方も申し込み可能です。ただ、その場合は主治医にご相談され許可を得てください。

　初回面接のあと、数回のアセスメント（見たて）面接・トライアル期間を経て、継続面接になります。面接の頻度は、週1回以上が原則であり、最低限でも隔週以上の頻度となります。しかしコンサルテーションの場合には、隔週や月1回程度の設定になることもあります。いずれにしても、クライアント様の状況を考慮し、症状や抱えておられる問題の深刻さに応じてインフォームドコンセントを大事にして治療契約を行います。

粟同じ曜日の同じ時間帯にいらしていただくようになりますので、定期的にいらっしゃることが可能な曜日と時間帯を、申し込み時、あるいは初回面接時にお知らせください。

 なお、本オフィスにおいてはカップルのカウンセリング、家族全員の家族療法面接は行っておりませんので，ご了解ください。

具体的な申し込みから相談の進め方については，ご相談の流れをご覧ください。